ラジオ村・村長の旅歴史日記(093)

 昭和48年10月の温泉取材旅行だが、静岡県
伊豆の奥座敷湯ヶ島温泉はさすが立派な
たたずまいだった。玄関の入り口から砂利が
敷いてあり、両側には竹が植えられ、ヒノキの
門構え、玄関を入ると長い廊下を通って
奥座敷に案内され、風呂は崖に沿って造って
あるので、長い斜めの廊下を登ると見晴らしの
よい風呂場が現れてくる。周りは雑木林で、
木々の間から野鳥の声が、川の流れる音が響いて
くると言う具合だ。
 たまにはこんな所も取材する。確か”ときわ莊”
とか言う旅館だったと思うが・・・・。もう40年
近くも前の話なのであやしいが。
 当時TBSテレビから放送していた「いでゆ
アラァルト」と言う番組は、一回に三、四箇所
取材をしてまわり、月に二回くらいの割合で
何処かに取材に出掛けていた。2〜3泊の旅
なので一ヶ月の内10日くらいは家をあかして
いた。