ラジオ村・村長の旅歴史日記(094)

 昭和48年の温泉取材旅行は仕事というより
楽しみでもあった。時には一ヶ月二回くらい
出掛ける事もあった。
 10月は栃木県・塩原温泉福島県・磐悌温泉
などを廻ったが、塩原温泉の新塩原温泉には
本当に珍しい温泉があった。七色の温泉が出るのだ。
白に始まって、黒、青、赤と様々で、その日の
天気によって多少色が変わるのだ。不思議な
温泉だ。色がついているからと言って、その色が
体に付くわけではないので別にどうと言うことは
ないのだが、源泉はちょっとずれているだけで
中には湯船の下から湧き出ているものもあれば、
ちょっと遠くから引いてきているものもある。
しかしその距離はたいしたことはない。数多くの
温泉があるが、こんな所は珍しいだろう。
 塩原温泉よりちょっと山奥にある温泉だが
ここは道も整備されていて行くのに苦労はなかった。