ラジオ村・村長の旅歴史日記(120)

  昭和51年から新潟のラジオ局の仕事を
引き受けるようになって、毎週末は特急
”とき”に乗っての新潟通いが始まった。
当時はまだ新幹線がない時代なので
新潟までは4時間近くかかった。通勤みたいな
もので、一泊はするが、いつもの列車で
いつもの旅という感じだ。
  しかし仕事の関係上必ずしも同じ時間の
列車に乗れるとは限らない。それにしても
長時間の旅なので万一席に座れないと大変
なので指定席は取ってあるのだが間に合わない
時がある。こうした時が困るのだが、だんだん
列車の様子がわかってきて、グリーン車の
ある席がいつも空いている事がわかったのだ。
当時はラジオ局からグリーン車で来るようにと
キップをいただいていたので、普通なら
そんな席にはすわらないのだが、キップを
いただくのでいつもグリーン車で通っていた。
乗りそこなうとちゃっかりその席に座って
車掌さんが来るのを待って届け出ると座れる
のだ。・・・・・