ラジオ村・村長の旅歴史日記(171)

  昭和58年7月下旬鹿児島から船で奄美大島へ
の取材旅行をした。熊本のダイエーという
スーパーがポイントを貯めたお客さま招待での
旅行に付いていったのだ。
  夕方鹿児島を出発した船は次ぎの朝5時ころには
奄美大島に到着、バスに分乗してまずは大島つむぎの
工場へ、ほしくなるような着物が紹介されながらも
着る時がないなと思いとどまる。
  さすが南の島、バナナが見事に生っている。
本物だ。国内でバナを食べるとなると室で熟した
ものしか食べらえないが、ここなら自然に熟した
バナナが食べられるとがぶつく。みんなやっていた。
夜は宿舎の国民宿舎の庭で盛大に花火大会、
ひと足早く夏になっているので、バーベキューを
楽しみ、満天の星を仰ぎながら腹一杯肉を食べた。
  バナナの木ばかりでなく、そてつもでかいのが
一杯植わっている。台風の風を受けてもびくとも
しないとか。港での観光は船の底にグラスボードを
貼った船で熱帯魚を観察することだった。これは
南の島なら何処でもやっている。南の島だから出来る
ことで、海も水がきれいなので熱帯魚もよく見えた。
  酒が好きな人は南国の濃い酒をたっぷり飲んで
楽しんだようだ。帰りも夜行船で、それほど
揺れることもなく快適な旅を過ごすことが出来た。
  南国だけにさすがに開放的でのんびり出来たのが
うれしかった。太陽光線もかなり強烈でみんな
肌を真っ黒に焼いていた。特に子供達は
おおはしゃぎで、どの子も真っ黒に日焼けして
帰ってきた。
(私は現在、毎週月曜日から金曜日まで毎晩
夜10時から約1時間の番組「夜はともだち」
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