あんなこと こんなこと(338)

  梅雨に入ったと云うがいつもの通り今の
ところ雨はたいしたことはない。すっかり夏も
近ずいて木々の緑は日増しに濃くなっているが
その中でも我が家の隣りの家の庭の柿の木の
葉っぱはその緑が目立つ。柿は冬は全く
葉がなくなるが、夏は葉が一面に幹を覆う
くらいに広がるので目立つのだろう。しかも
その葉が大きいこと、

   

  こんな具合だから冬と夏では窓から見える
景色がまるで違う。この柿には実が一杯付く
のだ。いつも美味しそうでついもぎたく
なるくらいだ。しかし、雨の季節は風情が
ある。



  大きな葉っぱから落ちる雫がなんとも
言えないのだ。大粒の涙のようでもあり
緑がより濃くなりあざやかだ。蓮の葉に
してもそうだが大きな葉にたまる雨の
雫はなんとも言えない。